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2008年1月11日 (金)

おお、これぞ水木しげる氏の鬼太郎だ!


先週、木曜の深夜から『墓場鬼太郎』というアニメが始まった。

で、感想――

こ、これはっ!? これは私が幼少の頃に初めて体験した『怖い水木しげる』のテイストではないかっ! それも、せっかく明るく正義な鬼太郎のイメージを何十年もかけて確立してきたのに、それをあえてひっくり返すような真逆なダークな鬼太郎。私のような『墓場鬼太郎』を知っているおっさん達ならともかく、それを知らないで育った若い人達が抱く鬼太郎のイメージにどういう影響があるやもしれぬのに、あえて、『昔の怖いバージョンの水木しげるの鬼太郎』をアニメ化したそのスタッフ達の鬼太郎というか、水木しげるに対する愛情には正直驚いた。(しかし、よく企画が通ったなぁ…。よくやった、フジテレビ!)

絵のタッチも貸し本屋時代テイストで、声優人も初代メンバーが久々に勢揃い。これはマニアにはたまりませんぜ。

しかし、今でこそ水木しげる氏が描いてきた妖怪達は『愛すべきキャラ』として市民権を得ているが、私が子供の頃に観た氏の描く妖怪達の絵は、ただの絵ではなく、水木氏がどこぞで本当に見てきたかのような『妖怪のスケッチ』のように見えたので、まじ、怖かった。ただ、その怖さは絵のタッチという物理的な怖さもさることながら、『オマエが信じれば本当に現れるんだぞ』という見ている者の心の中に強迫観念を発生させるような絵に込められた『妖気』みたいなものにもあった。その影響かは知らぬが、実際、私は小学校1年の時に田舎の田んぼの夜道を一人で歩いていて、『後追い小僧』に追いかけられた体験がある。いや、その妖気によって体験させられた、というのが正確か。

このアニメが今後、どのようなコンセプトで語られて行くかは分からぬが、もし企画者が私と同じ『水木しげる体験』をしたことがある人達なら、明るい鬼太郎で登場してきた明るい妖怪達ではなく、『もうひとつの妖怪達』の存在を視聴者に体験させてくれるだろう……と、期待したい。

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