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2006年11月22日 (水)

崖っぷちの犬

仕事へ行く支度をしながら何気にテレビを見やったら、ワイドショーらしき番組で、崖っぷちで動けなくなった犬を救助する模様が報道されていた。

首輪をつけていないので、たぶん野良犬だろう。普通なら保健所に捕獲され、その後悲しい運命になるのが普通だが、この犬は幸か不幸か(幸だよな)、このような状況になったがため人々の「善意モード」をうけることとなった。普通なら微笑ましいニュースなのだろうが、私の場合、最近、歳のせいで性格がヒネてしまったせいかどうかは分からないが、このようなニュースをみても「ああ、いいニュースだなぁ……」なんて素直に思えなくなった。

このような犬のように人間の善意を受けられる犬もいれば、身勝手な飼い主に捨てられ保健所で殺される犬もいる。家族のように愛される犬もいれば、玩具のようなモノ扱いされる犬もいる。ペットとして愛される国に生まれた犬もいれば、食材として扱われる国に生まれた犬もいる。なにが良いとか悪いとかのはなしではない。そのすべてが「現実」だということを、そしてそれは「人間も似たようなもんだ」という「現実」を認めなければならないということを、思わず考えてしまうことにウンザリしてしまうからだ。

ちなみに、この犬は無事救出されたそうだ。正直、「ああ、よかったな」と素直に思った。そう思った「自分」も良い悪いのくくりとは関係のない「現実の一部」なのだろう。

【追記】犬は野犬とのこと。しかし、野犬のままなら2800匹が処分されても誰も気にもしないのに、崖っぷちで人間の同情をかったら28人の人間から里親の申し込みがでたとのこと。なかなか人間らしくていいですな。フッ……(シニカルな笑い)

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