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2006年9月17日 (日)

南九州大学移転問題

故郷の弟に久々に電話した。私の故郷は宮崎県の高鍋という町で、海、川、山と自然に恵まれた人口3万足らずの城下町だ。町役場に勤める弟が言うに、その町が今、揺れ動いているとのこと。

その原因は――

高鍋には南九州大学という園芸にかけては日本でもトップクラスの大学がある。(NHK朝の連続テレビ小説”わかば”の舞台になった) 高鍋町とその大学の関係は40年間も続き、持ちつ持たれつの友好的な関係が続いていた。その大学が突然、キャンパス移転を決めてしまったのだ。それも高鍋町には全く何の連絡もなく。

確かに私立大学は民間企業だ。少子化の影響を受け経営が厳しいという理由で企業がどういう策をとろうがそれは自由だ。それに町が干渉する権利はない。しかし、町に全くの通達も相談もなく突然の移転を決定するとは、持ちつ持たれつの関係をやってきたパートナーの態度としては、あまりに薄情ではないか? 大学が今までの40年間運営できたのは、大学運営側の能力だけではなく高鍋町の援助や、また日本中から集まった学生達を暖かく見守ってきた町民達の協力もあったはずだ。もちろん高鍋も大学側からの税収には感謝していたはずだ。学生側も突然の大学側の決定に驚きを隠せないとのこと。

高鍋町にとってこの大学の移転によるダメージは決して小さくない。それでなくても地方自治体の運営は火の車だ。それは大学側も百も承知なはずだ。それでも強行に走ったということは、どうも、大学側だけではなく誘致に絡む中央と地方の政治的なパワーゲームが絡んでいそうだ。(あくまで推測だが……)

どこかのプレスリー大好きな首相が、地方は国に頼らず自助努力を!と叱咤激励されたが、現実はそんな『たまたま成功したビジネスマン』が言うようなセリフで片付くほど簡単な問題ではない。マスコミの報道では地方自治運営の厳しい実態はいまいち正確に伝わってこないが、自分の身近にこういう問題が起こると、『現実』という2文字と伴に鮮明に伝わってくる。

今回の故郷の事件を通して、あたりまえの話しだが、現実の問題というものは自分達の身の回りで生々しく起こっているわけで、決してマスコミやネットの中で観念的に起こっているのではないということを、日々の生活に追われボケた頭に再認識させられた。

 

高鍋町側の言い分→こちらから

南九州大学側の言い分→こちからから
(アクセス集中につき繋がり難くなってます)

 

【追記】初めて知ったのだが、タレントのユースケ・サンタマリアって南九州大学を中退してたらしい。へぇ~、あいつ、むかし高鍋の町をフラフラしてたのかぁ……。さぞや、たいくつだっただろうな(苦笑)。

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